オオバギボウシ

大葉擬宝珠 キジカクシ目/キジカクシ科/ギボウシ属 花期/6月下旬~7月上旬

危険食用自生種改良種保護

ホスタ(オオバギボウシ) 横浜市南区・こども植物園 2017/07/01

ホスタ(オオバギボウシ) 横浜市南区・こども植物園 2017/07/01

疎林などに生える多年草。単にギボウシといったらギボウシ属の総称で、そのうち湘南・鎌倉・三浦半島で自生が確認されているのは本種とコバギボウシ(小葉擬宝珠)の二種のみ。葉が大きく美しいため半ば観葉植物のような扱いで愛好家も多く、多種多様な園芸種が存在している。鎌倉の寺境内や公園などによく植えられているものは自生の原種ではなくおそらく園芸種だろう。自生の原種であっても地域的な変異が大きいらしいので、原種なのか交配種なのかさえも見定めることは難しいかもしれない。※原種と断定できないものはギボウシ属を意味するホスタ(Hosta)の名で掲載する。

葉はギボウシの仲間としては最大。だいたいは大きなハート形をしている。もし葉柄に紫色の斑(まだら)模様が入っていたらイワギボウシ(岩擬宝珠)ないしその系統の園芸種の疑いあり。

ホスタ(オオバギボウシ)の葉 鎌倉中央公園 2017/06/23

ホスタ(オオバギボウシ)の葉 鎌倉中央公園 2017/06/23

春の若い葉は食用になり、山菜のウルイとして知られる。しゃきしゃきした食感が楽しく、臭みや苦みはないので子供でも食べやすいだろう。汁物なんかに入れてもよいが、マヨネーズでもかけてサラダとして生食するのがお薦め。芽は有毒なバイケイソウ(梅蕙草)などとたいへん紛らわしいので山野での採取はやめておくよう。

ウルイ 山形県・JA新庄もがみ 2018/03/19

ウルイ 山形県・JA新庄もがみ 2018/03/19

オオバギボウシの花

蕾が重要。苞(ほう、花の周辺にある葉)が開出しており、蕾を上から見ると(幾重にも重なった)星形に見えるのがオオバギボウシの大きな特徴。

ホスタ(オオバギボウシ)の蕾 鎌倉中央公園 2017/06/23

ホスタ(オオバギボウシ)の蕾 鎌倉中央公園 2017/06/23


横浜市緑区・四季の森公園

森戸川源流(9月中旬~10月上旬)

光則寺、鎌倉中央公園(ハーブ園)

参考資料

『ギボウシ図鑑』 日本ぎぼうし協会編 誠文堂新光社発行(2010)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする