ネギ

葱 クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/ネギ属 旬/11月~1月 花期/4月下旬~6月中旬 結実期/7月中旬~下旬

食用改良種

ネギ('湘南一本')の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

ネギ(’湘南一本’)の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

中国などを原産とする多年草。古くから野菜として栽培されてきた。ナガネギ(長葱)とも。単にネギといったらタマネギ(玉葱)ではなくナガネギを指す。旬は冬だが、通年流通している。東京近郊の千葉県・埼玉県・茨城県で生産量が多い。埼玉県深谷市(ふかや-)のベーシックな「深谷ねぎ」、群馬県下仁田町(しもにたまち)の太くて短い加熱用「下仁田ネギ」は特に知名度が高いか。関東地方のネギは主に白い葉を食用にする根深ねぎ(ねぶか-、白ねぎ)に分類される。京野菜の「九条ねぎ」は関西のネギなので緑色の葉を食用にする葉ねぎ(青ねぎ)である。神奈川県内ではJA湘南(平塚市・大磯町・二宮町)の「平塚土ねぎ」が”かながわブランド”登録産品になっている。新開発された「湘南一本」も柔らかさを売りに地場野菜として人気を博していきそうだ。

ネギ('湘南一本')の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

ネギ(’湘南一本’)の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

ネギの構造

下から、髭(ひげ)状の根っこ、その付け根の硬い茎、その上は全部が葉。葉は傷んだ先端を除いて食用になる。関東地方では主に白い部分(茎ではなく葉)を食用にする。人によっては緑色の葉は(多少の傷みがあるため)廃棄さえしてしまうことも。なんていう話を聞けば緑色の部分を主に食べているらしい関西人に叱られてしまいそうだが、関東のネギは白色部分がとっても長く、緑色の葉は既にばっさり除去されて店頭に並んでいることが多いのも事実。


ネギ(長ねぎ)の構造

ネギ 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

ネギ 平塚市・花菜ガーデン 2017/12/07

ネギ 相模原市緑区寸沢嵐 2016/03/26

ネギ 相模原市緑区寸沢嵐 2016/03/26

ネギの花

球形の花序になり、葱坊主(ねぎぼうず)と俗称される。小花の花弁がぱっと開いていないのがネギの花。タマネギの花は花弁が全開する。

ネギの蕾 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/13

ネギの蕾 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/13

ネギ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/29

ネギ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/29

ネギ 秦野市北矢名 2017/05/04

ネギ 秦野市北矢名 2017/05/04

ネギ 秦野市北矢名 2017/05/04

ネギ 秦野市北矢名 2017/05/04

なお花が咲いてしまうとネギは硬くなって食用に向かなくなるので、蕾ができてしまった段階で全部引っこ抜いてしまいたい。若い蕾は天麩羅などにすれば食べられるそうだ。

ネギの実

ネギの完熟した実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18

ネギの完熟した実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18

ネギの完熟した実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18

ネギの完熟した実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18

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