クロガネモチ

黒鉄黐 モチノキ目/モチノキ科/モチノキ属 花期/5月末~6月上旬 結実期/11月~12月中旬

自生種

クロガネモチの実 鎌倉市・補陀落寺 2016/11/13

クロガネモチの実 鎌倉市・補陀落寺 2016/11/13

常緑の高木で雌雄異株(しゆういしゅ)。ふつう大木にはならない。自生するらしいのでおそらく丘陵地の林の中に生えているのだろうが、私たちが目にするのはもっぱら植樹されたもの。生育が良く、庭木として、公園に、あるいは街路樹に好まれ、そこかしこに植えられている。非常に多い。

若い枝が紫色を帯びている(黒っぽく見える)のが特徴で、名前の由来。

クロガネモチの紫色を帯びた若い枝 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの紫色を帯びた若い枝 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチは名前からして”モチノキ(黐の木)の若い枝が黒っぽく色付く品種”と思いたくなるが、そうではなくまったくの別種であると捉えておきたい。確かに同じモチノキ属ではあるのだが、花期はまったく異なるし、実の付き具合も違うし、育ちの良し悪しにも歴然とした差がみられる。

クロガネモチの花

気温が30℃前後に達しようかという蒸し暑い最中(さなか)にこの花に目を留めようとする人はそう多くないかもしれない。アジサイ(紫陽花)もちらほら咲き始めている頃。よく見ればかわいらしいのだが、やはり小さくて地味な花。

雌花は雄蕊が退化。

クロガネモチの雌花 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2017/05/30

クロガネモチの雌花 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2017/05/30

クロガネモチの雌花 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2017/05/30

クロガネモチの雌花 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2017/05/30

雄花は雄蕊をぴーんと伸ばして雌蕊は退化。花弁が反り返る。

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの雄花 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/05/20

クロガネモチの実

秋に赤い実がたわわになり、色付く時期も早い。町中でたくさん赤い実がなっている木を見つけたらそれはこのクロガネモチかトキワサンザシ(常盤山査子、ピラカンサ)のどちらかだろう。秋から初冬にかけての主役の一人。

クロガネモチの実 鎌倉市小町・小町大路 2011/12/21

クロガネモチの実 鎌倉市小町・小町大路 2011/12/21

クロガネモチの実 鎌倉市小町・小町大路 2011/12/21

クロガネモチの実 鎌倉市小町・小町大路 2011/12/21


横浜市金沢区・金沢自然公園(みずの谷に雄株も)

横須賀市大津町・愛染稲荷(かまくらと三浦半島の古木・名木50選)、補陀洛寺(雌株)、光明寺(市指定天然記念物、かまくらと三浦半島の古木・名木50選、鎌倉最大の雌株)、建長寺正統院(雄株)、北野天神社(雄株)

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