クリ

栗 ブナ目/ブナ科/クリ属 花期/5月末~6月上旬 結実期/9月~10月中旬

食用改良種

クリ 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリ 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

日本の山地に自生するヤマグリ(山栗)の栽培品種。落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花。日本産のクリは外国産のものに対してニホングリ(日本栗)やワグリ(和栗)と呼ばれることがある。湘南・鎌倉・三浦半島では大規模なクリ栽培農家は見られないが、小規模なクリ園はそこかしこにある。里山地域へ出かければ道端などにもクリが植えられており、カキ(柿)程度に普通種。

クリ 葉山町上山口 2017/06/04

クリ 葉山町上山口 2017/06/04

クリ 葉山町上山口 2017/06/04

クリ 葉山町上山口 2017/06/04

クリ 鎌倉中央公園 2018/06/02

クリ 鎌倉中央公園 2018/06/02

クリ 鎌倉中央公園 2018/06/02

クリ 鎌倉中央公園 2018/06/02

葉は大きく長細い。クヌギ(橡)の葉にやや似ているが、クリの葉の鋸歯は側脈の延長が針のように細く尖る特徴あり。葉の基部はきれいな左右対称でない。

クリの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの花

開花はマテバシイ(全手葉椎)とほぼ同期で、また花の様子も似る。マテバシイは葉に鋸歯がなく雄花序も短めなので、見分けは簡単。

クリの雄花と雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雄花と雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

よく目立つ、垂れ気味で長い花序が雄花。スダジイ(須田椎)やマテバシイと同様に不快臭を放つ(ときに”精液のにおい”とも評される)。

クリの雄花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雄花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雄花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雄花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

やや立ち上がり気味な花序の基部に少数付く小花が雌花。小さなイソギンチャクのよう。この花序の先端側に付く開花が遅れ気味な小花たちは雄花である。これもマテバシイと同じ構成。

クリの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/05/26

クリの実

毬栗(いがぐり)は思った以上に痛く素手では持てないので注意。茶色い鬼皮(おにかわ)は包丁ないし栗剥き専用ハサミで剥く。薄い渋皮はつるりと剥がせないので、包丁で厚め(2mm程)に剥いてゆくか栗剥き専用ハサミでちまちま剥く。生産農家曰く、実が六割も残るように渋皮を剥けたなら上級者の域なのだそうだ。なお渋皮は一度茹でてから剥くなどの裏技を使った方が安全で無駄も少なくなるので一般人にはお薦め。日が経つと乾燥し鬼皮が硬くなってしまうので、保存には保湿が必要。

なぜか落ちていたクリの実 横須賀市・貝山緑地(クリの木はない) 2017/03/22

なぜか落ちていたクリの実 横須賀市・貝山緑地(クリの木はない) 2017/03/22

渋皮は包丁で削(そ)ぐのが日本のクリの特徴。栗きんとんに入っているクリの実が刃物で削られたような姿をしているのはこのため。これに対し、渋皮が素手で簡単に剥けちゃうのが中国原産のシナグリ(支那栗)。天津甘栗(てんしんあまぐり)の実の表面に削ったような痕跡がないのはこのため。お馴染みの「甘栗むいちゃいました」(クラシエフーズ)も原材料は当然シナグリ。

クリの実にはクリシギゾウムシの幼虫が寄生しやすいので食べるときには注意が必要。太った白いイモムシ(芋虫)がうにょうにょ這い出てくることも。

トチノキ(栃)の実と見間違えぬよう。


十二所果樹園、鎌倉中央公園(上池畔向こう側)、茅ケ崎里山公園

クリの実を無料で自由に採取できるところはない。

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