キチジョウソウ

吉祥草 キジカクシ目/キジカクシ科/キチジョウソウ属 花期/10月下旬~11月上旬 結実期/11月中旬~1月

自生種

キチジョウソウ 逗子市・池子の森自然公園 2017/11/05

キチジョウソウ 逗子市・池子の森自然公園 2017/11/05

やや湿った薄暗い林床に生える多年草。キチジョウソウは珍しい植物のような思い込みがあるが、花や実が付いていないだけでヤブラン(藪蘭)に混生して本当のところは結構な数があるのではないかという気も。地植えにすると花は目立たず雨降りで泥跳ねもしやすいため、観賞用には鉢植えがよい。

ヤブランの葉はやや固めであることが多く、キチジョウソウは比較的柔らかめで表から見ると主脈が一本くっきり窪む。ヤブランと混生するので、実際のところは見分けは困難。キチジョウソウは踏み付けにやや弱いか。

キチジョウソウの葉(中央の2本)とヤブランの葉(両外側) 高麗山公園 2015/11/27

キチジョウソウの葉(中央の2本)とヤブランの葉(両外側) 高麗山公園 2015/11/27

キチジョウソウの花

ヤブランに似た雰囲気の花を咲かせるが、キチジョウソウの穂状花序は背高に伸びず、軸はムラサキタマネギ(紫玉葱)色、開いた花は白。開花している株が群生しているところをなかなか見ない。もしかしたら花付きはあまりよくないのかもしれない。

キチジョウソウ 鎌倉市・大巧寺 2017/11/05

キチジョウソウ 鎌倉市・大巧寺 2017/11/05

キチジョウソウの実

穂状花序が背高に伸びないので、実ももしゃもしゃ生えた葉の中に埋もれるように付く。ただし実付きはこれまた悪くなかなか見つけられない。実の色はラディッシュの赤からワインレッド。緑色から熟すのではなくはじめから赤いようである。株は実生(みしょう)に頼らず、走出枝(そうしゅつし、ランナー)を伸ばしてぐんぐん増殖し群生する。

キチジョウソウの実 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06

キチジョウソウの実 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06

キチジョウソウの実 高麗山公園 2015/11/27

キチジョウソウの実 高麗山公園 2015/11/27

キチジョウソウの実 逗子市・池子の森自然公園 2017/11/05

キチジョウソウの実 逗子市・池子の森自然公園 2017/11/05


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