ジャガイモ

馬鈴薯 ナス目/ナス科/ナス属 花期/5月~6月 収穫期/5月~6月 結実期/6月~7月
学名/Solanum tuberosum L.

有毒危険食用改良種

ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

#ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

南米のアンデス山脈原産という。日本へはインドネシアのジャカルタ(古くはオランダ語でジャガタラ(Jacatra)と呼んだ)を経由してもたらされたためジャガタライモ、略してジャガイモと呼ばれるようになったとされる。別名バレイショ(馬鈴薯)。マレー半島(馬来半島)の方から来たイモだからマレーショ(馬来薯、薯は芋の意)とかいうがよくわからない。

ジャガイモの花

ナス(茄子)の仲間なので花はナスのにそっくり。花色は薄紫ないし薄ピンク。

ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

#ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

#ジャガイモ 秦野市北矢名 2017/05/04

ジャガイモ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/30

#ジャガイモ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/30

ジャガイモの芋

地下茎(ちかけい)が膨らんだ塊茎(かいけい)が、芋(いも)として食用にされる。

市販のジャガイモ 2020/09/16

市販の#ジャガイモ 2020/09/16

市販のジャガイモ 2020/12/24

市販の#ジャガイモ 2020/12/24

食用のジャガイモであるが、部分的にはソラニンなどの有毒成分が含まれるので注意が必要。有毒なのは、窪みから発芽した芽(包丁で深くえぐり取る)、光に当たって緑色になった皮(分厚く剥く)、発育不良の小さな芋(廃棄する)、発芽しなかった親芋。これらを食べて食中毒事件を発生させているのはおよそ小学校の調理実習と相場が決まっており、児童が吐き気や腹痛を訴えるニュースを毎年耳にする。校庭で自家栽培したジャガイモを芋掘りしたら、小さな芋がたくさん採れた。ちっちゃな芋は見た目がかわいらしいし捨てるのがもったいないから調理実習して食べちゃいました。で、食中毒発生。が、典型例。また、大人よりも小さな子供は食中毒になりやすいようである。子供が食べるジャガイモは念のためすべて皮は剝いた方が安全という話も。口に入れたら苦いと感じたジャガイモは、食べないこと。厚生労働省によれば平成25年(2013)から令和4年(2022)の十年間で食中毒の発生件数は17件ながら、患者数は自然毒による食中毒としては(学校で発生しているため)最多の313人。患者数はあのスイセン(水仙)の216人をも凌(しの)いで断トツの第一位なのである。死者はなし。ジャガイモは積極的にしっかり「捨てる」という選択をしないと危ない。保管は冷暗所で。

直射日光を浴びて緑色に変色した有毒なジャガイモ 鎌倉広町緑地 2017/07/07

直射日光を浴びて緑色に変色した有毒な#ジャガイモ 鎌倉広町緑地 2017/07/07

ジャガイモの実

希に、ミニトマト(同じくナスの仲間)そっくりの実ができることがある。


#津久井浜観光農園(5月~6月に「じゃがいも掘り」、1人5株900円)、#鎌倉広町緑地(畑)

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