イズセンリョウ

伊豆千両 ツツジ目/サクラソウ科/イズセンリョウ属 花期/4月 結実期/11月~1月
学名/Maesa japonica (Thunb.) Moritzi & Zoll.

有毒薬用自生種稀少保護

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2018/12/01

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2018/12/01

林縁部に生える常緑の低木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。名は源頼朝にゆかりのある静岡県熱海市・伊豆山神社(いずさん-)に多いとされることから。本当に多いのだろうか。伊豆山神社で採取された古い標本が残っているようなので、もしかしたら伊豆山神社が発見地なのかもしれない。今なお生えているとしたら本殿背後にある本宮社へ通じる山に、か。伊豆山神社拝殿周辺のいわゆる境内にはイズセンリョウはない。神奈川県内では主に箱根外輪山の大外の南東面に自生するらしい。少ないながら三浦半島にも。近年猛威を振るっているニホンジカ(日本鹿)の採食圧は受けていないようなので、箱根方面の自生地ではもしかしたら短期的には爆発的な増加に向かう可能性も。

幹は、笑っちゃうほど律義にまっすぐ直立しているものもあれば、地面すれすれまで傾き倒れているものも。地を這うようなものはときに伸びかけの蔓植物と見まがいそうになることも。

イズセンリョウのほぼ直立した若い株 小田原市・早川石丁場群付近 2018/11/02

イズセンリョウのほぼ直立した若い株 小田原市・早川石丁場群付近 2018/11/02

イズセンリョウ 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウ 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06

イズセンリョウ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06

葉は葉脈が凹む。虫食い被害目立ち、ずたぼろの葉多い。若い枝には皮目(ひもく)と呼ばれるぶつぶつな斑(まだら)模様が入る。

イズセンリョウの葉 小田原市・早川石丁場群付近 2018/12/01

イズセンリョウの葉 小田原市・早川石丁場群付近 2018/12/01

イズセンリョウの葉 逗子市・神武寺 2018/10/25

イズセンリョウの葉 逗子市・神武寺 2018/10/25

イズセンリョウの葉 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウの葉(小さな粒々はできかけの蕾) 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

県内に近似種なし。

イズセンリョウの花

アセビ(馬酔木)を思わせるかわいらしい白い壺形の花を咲かせる。見頃は4月中旬か。

イズセンリョウの実

白っぽい玉。実のようで白い蕾のようにも見えなくもない。なにこの白いの。というのがイズセンリョウの実。

イズセンリョウの膨らみかけの実 逗子市・神武寺 2018/10/25

イズセンリョウの膨らみかけの実 逗子市・神武寺 2018/10/25

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

イズセンリョウの実 小田原市・早川石丁場群付近 2017/12/04

割ってみれば中には黒い種子。確かにこれは実であった。

イズセンリョウの実と種子 小田原市早川 2018/01/06

イズセンリョウの実と種子 小田原市早川 2018/01/06


東京都文京区・#小石川植物園(分類標本園)

葉山町/逗子市・三浦アルプス、神武寺(裏参道

伊勢原市・日向薬師、南足柄市三竹・御嶽神社(県指定天然記念物「御嶽神社の社叢林」、イズセンリョウ分布の北限)、小田原市・早川石丁場群付近(多数)

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