ハクモクレン

白木蓮 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~下旬 結実期/9月~10月

外来種改良種

ハクモクレン、大船観音と 鎌倉市岡本 2017/03/18

ハクモクレン、大船観音と 鎌倉市岡本 2017/03/18

中国原産の落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。花は白色。単にモクレンといった場合は本来は花が紫色のシモクレン(紫木蓮)を指すが、ハクモクレンの人気が高まり公園木などとして主流になるにつれハクモクレンを単にモクレンと呼んでしまう人が増えてきた。ときにその園芸種等も含めて総称としても。ハクモクレンとシモクレンの交配種はサラサモクレン(更紗木蓮)という。これらは海外でも人気が高いため園芸品種が多く、全部ひっくるめてモクレン属を意味するマグノリア(Magnolia)の名で呼ばれることも。

ハクモクレンの葉 平塚市・総合公園 2017/05/16

ハクモクレンの葉 平塚市・総合公園 2017/05/16

ハクモクレンの花

マグノリアの蕾は、陽の当たる南面がふっくらと膨らみ、その反動で蕾の先っぽが皆、北を向く。ゆえに「磁石の木」と呼ばれることがある。

まだ葉が開いていない大樹にハクモクレンの純白の花は、青い空を背景にすれば見応え十分。幅広で豊満な花弁はきれい。
ただしその白い花弁は少しでも傷がついてしまうとほんの数分で茶色く変色してしまうという残念な難点あり。つまり風雨一発で見事に傷み、折れたり汚れたりした花を散ることなく晒し続けるという欠点も併せ持つ。

ハクモクレン 鎌倉市笛田住宅前 2011/03/26

ハクモクレン 鎌倉市笛田住宅前 2011/03/26

ハクモクレン 鎌倉市・宝戒寺 2018/03/13

ハクモクレン 鎌倉市・宝戒寺 2018/03/13

ハクモクレン 鎌倉市・円覚寺仏日庵 2017/03/25

ハクモクレン 鎌倉市・円覚寺仏日庵 2017/03/25

ハクモクレン 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16

ハクモクレン 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16

同時期に雰囲気が似たコブシ(辛夷)も開花。明らかに花期が遅く6月中旬に咲くタイサンボク(泰山木)もよく似る。

ハクモクレンの実


横須賀市・坂本芦名線(大楠隧道東側)、岩殿寺(本殿向って右手)、明王院(※境内撮影禁止)、宝戒寺(本堂向かい)、明月院、円覚寺佛日庵(山門入ってすぐ左、魯迅寄贈、やや遅咲き)、長谷寺(妙智池南側に中国原産の近似種ミヤマガンショウ(深山含笑)も=カワヅザクラ(河津桜)のピーク過ぎ・ハクモクレン咲き始めの頃に満開、白梅の残骸・紅梅の残り・散る前のカワヅザクラ・ミヤマガンショウとハクモクレンの白・サンシュユ(山茱萸)オウバイモドキ(黄梅擬)の黄・アカバナミツマタ(赤花三椏)の朱・ツバキとカンヒザクラの赤が3月15日前後に揃えば長谷寺で一番の華やぎに)、遊行寺(放生池、東国花の寺百ヶ寺)

鶴岡八幡宮(平家池入口、平成16年(2004)に故横山隆一邸から移植されたもの ※平成24年(2012)開花せず枯死のおそれ、平成25年(2013)滅失)、別願寺(参道左手のマツの隣)、浄智寺、東慶寺、浄光明寺(不動堂前)、笛田住宅前(鎌倉中央フローリスト、目を見張る大樹だったが台風塩害で樹勢衰え、のち枝落とし)、大船観音下(県道402号沿い民家

参考資料

『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 モクレン、コブシの仲間』 倉重祐二 NHK出版発行(2014)

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