フラサバソウ

フラサバ草 シソ目/オオバコ科/クワガタソウ属 花期/1月~5月

外来種駆除

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

やや湿った草地、林縁部や道端などに生えるヨーロッパ原産の一年草(越年草)。誰もが知っているオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の仲間で、花が遙かに小さく(感覚的にいえば四分の一の大きさ)、葉などに長い毛がよく目立つもの。ツタバイヌノフグリ(蔦葉犬の陰嚢)とも。

フラサバという不思議な名前は、『日本植物目録(Enumeratio plantarum in japonia sponte crescentium, accedit determinatio herbarum in libris japonicis So-Mokou Zoussets xylographice deloneatarum)』を著(あらわ)したフランスのアドリアン・ルネ・フランシェ(Adrien René Franchet)とポール・アメデ・ルドヴィック・サヴァチェ(Paul Amédée Ludovic Savatier)の両名に因む。フランシェとサヴァチェでフラサバ。サヴァチェは横須賀製鉄所の医官として勤務する傍ら、神奈川県内の植物を採取し標本を母国に送った人物。フランシェはそれを鑑定した植物学者。本種はその『日本植物目録』に掲載があったが、長らく実物が確認できない幻の草だったのだとか。つまりは、横須賀製鉄所のフランソワ・レオンス・ヴェルニー(Francois Leonce Verny)等が母国フランスから(おそらくは意図せずに)持ち込んでしまったものといえるのではないか。

フラサバソウ 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03

フラサバソウ 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

フラサバソウとオオイヌノフグリの大きさの比較 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

フラサバソウとオオイヌノフグリの大きさの比較 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

人がてくてく歩きながら足元に目を向けるとなにやら青色っぽい小さな花が‥、と認識できるのはオオイヌノフグリまで。それより格段に小さいフラサバソウはしゃがみ込んでじっくり観察でもしない限りそこに花が咲いていることにさえ気づかない。

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

フラサバソウ 二宮町・せせらぎ公園 2018/02/11

生えている場所は、草地、道端など、どこでも。春先はまだ他の雑草がほとんど出現していないため、小型なフラサバソウでも十分に繁ることができている。単独でも生えるが、コハコベ(小繁縷)のような様子になって群生もする。花色は淡い紫と薄ピンク色の中間といったところ。花の大きさといい花色といい、在来種イヌノフグリと紛らわしいが、フラサバソウの花弁と花弁の間には明確な隙間ができることを捜索の頼りとしたい。花色は青っぽいものも。イヌノフグリの仲間なので、日陰になったり曇ったりして薄暗くなると花は閉じる。

フラサバソウの特徴 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03

フラサバソウの特徴 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03

日当たりがよくない場所のため葉の緑色が濃いフラサバソウ 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03

日当たりがよくない場所のため葉の緑色が濃いフラサバソウ 三浦市・小松ヶ池周辺 2018/03/03


小松ヶ池公園周辺(西口階段途中、京急久里浜線沿道=跨線橋下東、など)、二宮町・せせらぎ公園

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