フキ

蕗 キク目/キク科/フキ属 フキノトウの旬/1月中旬~3月 花期/3月~4月 旬/5月~

食用自生種

フキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

フキ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

少し湿った場所に好んで生える多年草で、雌雄異株(しゆういしゅ)。乾燥した市街地では見かけないが、どこもかしこもじめじめ湿っている鎌倉や三浦半島では雑草としてそこかしこに自生している。川の畔(ほとり)にも多い。

フキの葉 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

フキの葉 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

フキの蕾(フキノトウ)

まだ寒さ厳しい真冬の季節に地表から顔を出したフキの花の蕾をフキノトウ(蕗の薹)という。初春を代表する味覚として人気が高い。苞(ほう、花をくるんでいる葉)が開かないうちに採取し、山菜として天麩羅や味噌汁などにするとよい。ふっくらした食感のあとに口に広がる癖のない苦みがおいしいとされる大人の御馳走。

フキノトウ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

フキノトウ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

苞が開いた蕾はフキノトウらしいかわいらしい姿となるが、食べるには少々手遅れ。

フキノトウ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

フキノトウ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

フキノトウ 茅ヶ崎市浜之郷 2017/02/13

フキノトウ 茅ヶ崎市浜之郷 2017/02/13

フキは雌雄異株だが、雄花の方が苦味が若干強いという。雄花は花粉を放出してその役割を終えると早々に枯れてなくなるが、雌花はその後も伸長を続けて背高に育ち種子を作る。

冬はフキらしい形状の葉がほとんど生えていないため、フキノトウは意外と探しづらい。鋸歯がレタルのように尖っているハート型の葉が目印だ。鋸歯が尖っていない小さめの葉がたくさん密集して生えているものはフキのようでフキではない。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)の若葉かもしれない。
なおフキノトウは、フクジュソウ(福寿草)や山地に生えるハシリドコロ(走野老)という毒草の幼芽と間違えやすいので注意したい。

オオアラセイトウの若葉 茅ケ崎里山公園 2017/02/18

オオアラセイトウの若葉 茅ケ崎里山公園 2017/02/18

フキの花

フキの雄花 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

フキの雄花 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25

フキの雌花 逗子市・大崎公園 2017/03/28

フキの雌花 逗子市・大崎公園 2017/03/28

フキの葉柄

大きく育ったフキの葉柄(ようへい、一般には茎と呼ばれることが多いか)も食用になる。食べるのは葉ではなく意外にも柄(え)の方。皮は硬いので剥くこと。その作業がちょっと面倒くさい。苦みもあるので入念に灰汁(あく)抜きをした方が美味。おひたしなどにして。


馬堀自然教育園(門入って左)、明王院(本堂向って右奥の山裾=早め ※境内撮影禁止)、浄智寺、海蔵寺、台稲荷神社(参道階段上って右手・鳥居周辺)、龍宝寺(玉縄歴史民俗資料館と旧石井家住宅の間、本堂向って左手)、茅ケ崎里山公園(柳谷(やなぎやと)麦畑の東向かい斜面 ※動植物の持ち出しは禁止されている)

大巧寺(本堂裏手)、光則寺、鎌倉市小袋谷・成福寺(JR横須賀線沿いフェンス越し)、茅ヶ崎市文化資料館(玄関前)

採取は土地所有者(公園であれば県や市、寺境内であれば住職、神社境内であれば宮司や役員)の許可が必要。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする