エンジュ

槐 マメ目/マメ科/エンジュ属 花期/7月

外来種

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

中国原産の落葉高木。葉は奇数羽状複葉で互生しハリエンジュ(針槐)によく似るが、エンジュの方は小葉の先端がやや尖り気味である。藤沢市などで街路樹によく植えられている。

エンジュの葉 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュの葉 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュ 鎌倉市植木・龍寶寺トンネル北側 2017/08/19

エンジュ 鎌倉市植木・龍寶寺トンネル北側 2017/08/19

鎌倉の鶴岡八幡宮では、境内社白旗神社祭神で文化の象徴たる源実朝公の家集『金槐和歌集(きんかいわかしゅう)』の槐、崇敬者団体「槐の会(えんじゅ-)」の槐として意義深い。
古代中国では朝廷の庭にエンジュの木が植えられ、三公(さんこう)と呼ばれた最高位の三官職がその前に座す習わしがあった。三公は三槐(さんかい)とも。三公ないし三槐は転じて、日本の律令制における太政大臣・左大臣・右大臣を指すように。『金槐和歌集』の金は鎌の字のヘンに由来し鎌倉を、槐は源実朝が建保6年(1218)に叙任せられた右大臣を意味するものとされる。要するに『金槐和歌集』は”鎌倉の右大臣源実朝が詠んだ和歌をまとめた家集”ということになる。ただし『金槐和歌集』の成立は実朝が大臣に就任する以前の建暦3年(1213)とされており、このあたりの齟齬(そご)はよくわからない。鶴岡八幡宮が崇敬者団体名に”槐”の字を用いたのはこうした所以(ゆえん)だろうと思われる。

エンジュの花

花はマメ科らしい形状で、ほぼ白色。ぽつりぽつりと開花しては花を落としてゆくので、満開に見える期間はないかすごく短いかもしれない。

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュ 桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店前 2017/07/15

エンジュの実

エンジュの未熟な実 藤沢市・長久保公園 2017/10/11

エンジュの未熟な実 藤沢市・長久保公園 2017/10/11


桔梗屋洋紙株式会社藤沢支店(国道467号線藤沢橋交差点西側の店蔵前、国登録有形文化財「桔梗屋(店蔵、主屋、文庫蔵)」)

鶴岡八幡宮(大銀杏向って左に若木、生育不良・花なし)、葛原岡神社(社務所裏の南側・砂利実車道沿いに1本)、龍寶寺トンネル北側、フラワーセンター大船植物園(和風庭園にシダレエンジュ、園外柏尾川沿いの通りに街路樹=「山崎跨線橋北」交差点東西)、長久保公園(駐車場と花のプロムナード(季節の草花大花壇)間のエントランス、花は高所)

中井町・雑色自治会館(県指定天然記念物「中井のエンジュ」、平成29年(2017)7月現在 枝落ち等の危険防止か幹周りは立入禁止)

参考資料

『角川 新字源』 小川環樹・西田太一郎・赤塚忠編集 角川書店発行(1968)

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