アヤメ

文目、綾目、菖蒲 キジカクシ目/アヤメ科/アヤメ属 花期/4月末~5月中旬

改良種稀少

神奈川県レッドリスト2006「絶滅」

アヤメ 藤沢市・川名清水谷 2016/04/27

アヤメ 藤沢市・川名清水谷 2016/04/27

山間部の草地に生えるという多年草。何れ菖蒲か杜若(いずれ、あやめか、かきつばた)──、アヤメはカキツバタ(杜若)やハナショウブ(花菖蒲)とよく似ていることが知られるが、じつは見分けはさほど難しくはない。湘南・鎌倉・三浦半島では、アヤメの見頃は5月上旬、カキツバタは5月中旬以降。その後明らかに一息置いてハナショウブが6月上旬に花開く。三者のうち完全に乾燥した場所(道路沿い、畑など)で栽培されるのは(本来は)アヤメのみ。神奈川県内に自生なし。鎌倉の寺境内に植えられているものを見ないでもないが、数も少なく目立たない。

アヤメ 寒川町・川とのふれあい公園 2018/04/28

アヤメ 寒川町・川とのふれあい公園 2018/04/28

アヤメ 藤沢市・川名清水谷 2016/04/27

アヤメ 藤沢市・川名清水谷 2016/04/27

花弁(外花被片)の付け根の部分に大阪のおばちゃんが着ている服を思わせるトラ柄のようなヒョウ柄のような綾目(あやめ)模様があれば、アヤメ。

アヤメ最大特徴である綾目の模様 寒川町・川とのふれあい公園 2018/04/28

アヤメ最大特徴である綾目の模様 寒川町・川とのふれあい公園 2018/04/28

カキツバタ、アヤメ、ハナショウブのうち、大規模公園などでたくさんまとめて植えて集客に用いられているのはハナショウブ。そのハナショウブをアヤメと呼ぶ向きがあるので注意したい。”あやめまつり”なるイベントへ出かけてみたらば植えられていたのは全部ハナショウブ、なんていうことはふつうに起こり得る。

「菖蒲」と漢字で書いた場合は、「アヤメ」と読むのか「ショウブ」と読むのか定かでない。「アヤメ」と読んだ場合は前述のとおり本種アヤメかハナショウブを指し、「ショウブ」と読んだ場合はハナショウブか5月5日こどもの日(端午の節句)の”菖蒲湯(しょうぶゆ)”に葉っぱが使われるショウブをいう。

アイリス(Iris)といったらアヤメ属の総称。アヤメの仲間の得体の知れない外来種とその園芸種をひっくるめてアイリスと呼ぶ。大体は花色が濃く派手で全体的に巨大な品種が好まれ公園や庭に植えられている。外来種なのでほぼ通年、何かしらのアイリスが花を咲かせている。
プラスチック製品メーカーであるアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)は、プランターなどの園芸用品ブランドに使っていたアイリスと創業家の苗字である大山を組み合わせた社名。


本覚寺、藤沢市菖蒲沢(しょうぶさわ、一色川支流、休耕田沿いにアヤメとキショウブ、5月中旬に「あやめまつり」)、川名清水谷、寒川町田端・川とのふれあい公園(花壇に多い)、氷室椿庭園

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする