ニイニイゼミ

にいにい蝉 昆虫/カメムシ目/セミ科/ニイニイゼミ属 成虫期/6月下旬~8月

在来種保護

ニイニイゼミ 三浦市・諸磯 2023/07/07

ニイニイゼミ 三浦市・諸磯 2023/07/07

普通種のセミの一種。ちょっと特殊なハルゼミ(春蝉)を除けば、平地でまず最初に出現するのはニイニイゼミ。梅雨入り前、あるいは梅雨入りした頃の晴れ間に一斉に鳴き始める。盛りは、他のセミが大声で鳴き始める前の6月下旬~7月中旬。小型で、「ヂー」と鳴く。アブラゼミ(油蝉)っぽい鳴き声ながら、やや高く、”暑苦しい”とか”鬱陶しい”と比較的感じない声であればニイニイゼミの可能性。すぐ近くで鳴かれると思いのほか大きな声で、まるで超音波のようであるが。

エノキに止まったニイニイゼミ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/07/13

エノキに止まったニイニイゼミ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/07/13

エノキに止まったニイニイゼミ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/07/13

エノキに止まったニイニイゼミ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/07/13

ニイニイゼミ 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

ニイニイゼミ 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

ニイニイゼミ 鎌倉市西御門・来迎寺 2017/07/11

ニイニイゼミ 鎌倉市西御門・来迎寺 2017/07/11

鳴いている最中のニイニイゼミの雄 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

鳴いている最中のニイニイゼミの雄 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

ニイニイゼミの”セミの抜け殻”は、小型で、泥をかぶったままであるのが特徴。一目で見分けは付くだろう。人の膝より低い場所で見つけることが多い。

ニイニイゼミの抜け殻 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

ニイニイゼミの抜け殻 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/07/15

地球温暖化が騒がれクマゼミ(熊蝉)の分布が拡大の一途をたどった頃、ニイニイゼミが急速に数を減らした。一気に絶滅へ向かうのではないかと心配されたが、ここ数年は回復傾向にあるように思われる。かつては住宅地の庭木でアブラゼミ(油蝉)に混じって見かけることが多かったが、林の中での集団生活に特化する方向に向かったか。丘陵にある人が入り込めない放置気味の雑木林でニイニイゼミの大合唱を聞く。人にやや馴染みの薄いセミになってくるかもしれない。早朝、日の出(4時半)前後の時間(7月中旬 早ければ4時過ぎ)から鳴いていることがある。


横浜市戸塚区・舞岡公園(耕作体験田んぼやとひと情報館周辺)

横須賀市・貝山緑地(アンズ林に大量、スズメバチも多い)、江の島(林内)

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