カブトムシ

甲虫、兜虫 昆虫/コウチュウ目/コガネムシ科/カブトムシ属 成虫期/6月中旬~8月
学名/Trypoxylus dichotomus (L. 1771)

在来種

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

男子児童に最も人気が高い昆虫であることは今の時代でも変わらないらしい。カブトムシは、飼育の早い個体で5月中旬から蛹化(ようか、蛹(さなぎ)になること)、5月末から羽化(うか、成虫になること)が始まる。自然環境では6月中旬から成虫を見つけることができるようになるだろう。もっとも多く湧くのは、梅雨が明けて7月中旬~8月中旬のお盆まで。主食はクヌギ(橡)の樹液。よくコナラ(小楢)など他の広葉樹の樹液にも集まるなどといわれるが、クヌギの圧倒的な吸引力に比べればカブトムシを引き寄せる力は微々たるものでしかない。夜行性。

意外と昼にも見かけるカブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/08

意外と昼にも見かけるカブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/08

クヌギの樹液を吸うカブトムシ 鎌倉中央公園 2017/08/12

クヌギの樹液を吸うカブトムシ 鎌倉中央公園 2017/08/12

クヌギの樹液を吸うカブトムシ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/08/20

クヌギの樹液を吸うカブトムシ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/08/20

カブトムシはいるところにはいるし、いないところにはいない。当たり前なことを言っているような気がしないでもないが、つまりはいるところを探し当てない限りいくらいそうな場所を探したとてカブトムシには出会えない。

カブトムシの持ち方 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシの持ち方 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシの大きさは水平に押さえ込んだ頭角の先端から上翅(じょうし、翅(はね)を収納している硬いカバー)の先端までを測る(尻先のはみ出しは伸び縮みするので含めない)が、平成27年(2015)6月に俳優の哀川翔さんの飼育個体が日本一となる88.0mmを記録したと報じられ話題となった。従来の記録は平成23年(2011)7月に奈良県で採取された87.3mmだったという。

カブトムシの幼虫

カブトムシの蛹になる直前の終齢幼虫 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシの蛹になる直前の終齢幼虫 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシの幼虫が黒ずんでいたら、死んでしまっているだろう。強烈にくさい。蛹になる六月に土をひっくり返してみたり触ったりするとあっけなく死ぬこと多し。

カブトムシの幼虫の死体 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/17

#カブトムシの幼虫の死体 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/17

カブトムシの蛹

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雄)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/14

カブトムシ(雌)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/21

#カブトムシ(雌)の蛹 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/21

カブトムシの成虫

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

カブトムシ 鎌倉中央公園 2018/07/13

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『カブトムシ』へのコメント

  1. 柳橋 投稿日:2020/06/21(日) 18:00:32 ID:f7a04334f 返信

    初めまして。
    小学4年の娘が大の虫好きで
    今年はカブトムシが絶対に取りたい!と
    息勇んでいます。
    こちら、浜之郷のどの辺か教えて貰えたらと思い
    コメント差し上げています。

    不躾かと思いますが教えて頂けたらうれしいです。
    よろしくお願いします。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/06/21(日) 21:48:58 ID:6aa951b11 返信

      柳橋さん、こんばんは。

      原則として採取を目的としたご質問には回答しない方針です。
      https://mirusiru.jp/oshiete

      カブトムシなんて一匹のメスが卵を百個近く産みますので殊更声を上げて保護を求めるようなものではまったくないのですが、雑木林の減少などから”カブトムシが集まる木”が今や意外と貴重なものとなっており、その保全を考えるとやはり「お教えできない」と言わざるをえません。植物の調査と観察がてら様々な林を探索しておりますが、カブトムシやクワガタが捕れると知られるようになった場所は”必ず、どこもかしこも”荒らされてしまっているのが現状です。昭和時代、「鉈(なた)でクヌギの樹皮を傷つければ樹液が湧いてそこにカブトムシが集まってくる」というデマ(=実際は樹液は一滴も湧かずに水分が僅かににじむだけ。寄って来るのは数匹のゴキブリと、たまにスズメバチ程度。)がまかり通っていた関係で、いまだに木を傷つけて木そのものまで駄目にしてしまう大馬鹿者がたくさんいます。そういった歓迎されない連中を寄せ付けないためには、誰にもその場所を教えないという選択をせざるを得ません。虫取り網を持った善良なる子供連れさんは割を食ってしまう形になりますけれども、ご理解いただくよりありません。

      以下蛇足。

      >今年はカブトムシが絶対に取りたい!

      カブトムシなんて、いるところへ行けば誰にでも(運が良ければ一晩で百匹だって)捕れるものです。いるところを探し当てるのがカブトムシ捕りじゃあないですか!足を使って汗水流して不快害虫だらけの野山を探索する努力を、現代の親御さん方には頑張って欲しいなと思います。深夜の森で手のひら大のガに追いかけられ、ヤマナメクジの巨大さに感動してください。

      >こちら、浜之郷のどの辺か

      こちらがどれを指しているのかちょっとよくわかりません。一ヶ所ではありませんので。昭和の昔は子供が歩いて行ける範囲に何ヶ所かカブトムシが捕れる秘密の場所があったものです。今はほとんどなくなっちゃいましたね‥。

      なんでしたら、手元にある蛹を差し上げますけれど。撮影のため蛹室を破壊していますし、その後の管理もいい加減ですし、そのうえ近所の子供に見つかっていじられてしまったので、正常に羽化できる確率なんて30%あるかないかくらいじゃないかと感じておりますが。そんなものでよろしかったら、取りに来ていただければ。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/06/23(火) 01:26:11 ID:dcf6f6fb9 返信

      お返事ないようなのでこの話はなかったことに致しましょう。